室蘭
室蘭は2回目で、前回来た時は風邪をひいてまして、
風邪菌にのどをかなり攻め込まれてました。
もうガラガラで、言葉の発音より
「ひぃひぃ」という音の方が多く聞こえてしまうような状態で、
コンサートのMCがすごく大変だったのが記憶に残っています。
舞台に出た時はもう開き直るしかなくて、
「森進一です」と一言目で言ったら、
それがけっこうウケたので良かったけど。
あれからどれくらい経ったかなぁ。
とにかく、また室蘭に帰ってこれて嬉しかったのですが、
今回改めて室蘭の夜を散歩したりしてみて、人が少ない!ことに気付きました。
今回の主催の方に訊いてみたら、今では「東室蘭」の方が人が多いみたいです。
その昔は室蘭は「鉄鋼の街」ということで、かなり栄えていたみたいですが、
その後の鉄鋼不況によって人口もめっきり少なくなったとか。
大戦の時には鉄鋼がある街ということで、
船の大砲にどかどかやられたとか、
色んな経験をしている街なんですね。室蘭は。
その昔栄えていたという商店街では、
金曜の夜でも殆ど人の影がなく、お店も殆ど閉まっている状態。
誰もいなくなって廃墟と化したお店の2階の窓に
2匹の白いネコが僕を見下ろしているのを見つけた時は、
ちょっと背筋がゾクっとしちゃいました。
でもね、室蘭はB級グルメの宝庫ですよ。
焼き鳥(といっても豚肉なんですが)や
カレーラーメン(僕が行ったのは『味の大王』という店でマジで美味しかった)
なんかが有名で人気があります。
今回はどちらも食べることが出来ました。
カレーラーメンて東京にないのか!
ほんとにおいしかった。
昼間は見えた山々も、
夜にはまったく見えなくなるくらい濃い霧がかかっている室蘭の街。
人影も少なくてちょっと寂しいけど、
旅慣れてる人や、孤独を愛する人には最高の街かもしれない。
みんな店を閉めてる商店街の中にポツンとのれんを下げて、
赤々とした提灯の光を放っている焼鳥屋さんや、
人っけのない道にカレーのエキゾチックな香りを漂わせて
食欲を誘っているカレーラーメンのお店にふらっと一人で入るのは、
旅人の美学そのものといえるんじゃないかな。
室蘭。
北海道に来ることがあれば、是非立ち寄ってみてはいかが?








